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血圧脈波検査

PWV(脈波伝搬速度)とABI(足関節と上腕の血圧比)の2つの検査をまとめて血圧脈波検査と読んでいます。

わずかな時間(5分程度)で簡単に血管の状態がわかります。

両手、両足首の4箇所の血圧を同時に測定するだけなので、痛みもありません。

血管状態を定期的にチェックし、動脈硬化度を測定することが、生活習慣病予防の第一歩です。

検査名 (略称名)

基準値 (単位)

説明

1

脈波伝搬速度 (PWV)

基準値 1400 (cm/s)

(血管の硬さ)心臓から押し出された血液の脈波は、血管が硬いほど速く伝わるという原理を利用して、大動脈の硬さを判定する方法です。この数値が高いと、狭心症・心筋梗塞と強い相関があるといわれています。また、脳梗塞を起こした糖尿病患者ではこの数値が高い傾向があります。したがって、この検査で心筋梗塞や脳梗塞などの起こりやすさを知ることができます。PWVの数値が高いほど血管は硬くなっており、脳梗塞、心筋梗塞を起こしやすくなります。PWVが1400cm/sを超えると、数値が高くなるほど脳・心臓血管系疾患の発病するリスクが高くなります。1200~1400の方も注意が必要です。

2

足関節/上腕血圧比 (ABI)

基準値 0.91-1.40

(血管の詰まり)両手、両足首の4ヶ所の血圧を同時に測って、糖尿病に合併しやすい閉塞性動脈硬化症(ASO)を診断する検査です。この病気は、足を養っている動脈が動脈硬化によって狭くなるため、足が冷たくなったりしびれたりする血流障害が生じます。閉塞性動脈硬化症では、しばらく歩くと足が痛くなり、立ち止まるとよくなるという「間歇性跛行(かんけつせいはこう)」が特徴的です。進行すると足の壊疽(えそ)を起こして足の切断に至ることもあります。この検査は、動脈性閉塞硬化症の自覚症状が出現する前に病気を早期に発見できます。足首の血圧/腕の血圧の比が0.91以下であれば足の血管が詰まっている可能性があります。

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