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HbA1c+CRP検査

糖尿病と密接な関係を有するものが、HbA1c(グリコヘモグロビン)です。

HbA1cは赤血球の中で体内に酵素を運ぶ役目のヘモグロビンと、血液中のブドウ糖が結合したもので、血糖値が高いほど形成されやすくなります。

CRP(C反応性蛋白)は、人体内で炎症性の刺激や細胞の破壊が生じると急激に増加してくる蛋白質成分です。CRPが上昇してもどの病気かということはわかりませんので、詳しい検査を行うことになります。

検査名 (略称名)

基準値 (単位)

説明

1

ヘモグロビンA1c (HbA1c)

基準値 4.3-5.8 (%)

赤血球中のヘモグロビンと血液中のブドウ糖とが結合したものをグリコヘモグロビンといいます。血液中に余っている糖が多ければ(高血糖状態)多いほど結びつきが増えグリコヘモグロビンも多くなるわけです。このグリコヘモグロビンには何種類かあり、そのうちの1つがHbA1c です。HbA1cの健康診断結果では糖尿病、膵炎、肝炎などを疑うことができます。数値が6.5%以上であれば、ほぼ糖尿病と判断できます。逆に数値が低い場合は溶血性貧血などを疑うことができます。

2

C反応性蛋白 (CRP)

基準値 0.30以下 (mg/dl)

CRPとは、もともと肺炎球菌という肺炎を起こす菌によって炎症がおこったり、組織が破壊されたりすると、この菌のC‐多糖体に反応する蛋白が血液中に出現することからC‐反応性蛋白(CRP)と呼ばれていました。しかし、肺炎以外の炎症や組織の破壊でも血液中に増加することがわかり、現在では炎症や組織障害の存在と程度の指標として測定されます。炎症性疾患のある場合、炎症や組織破壊の程度が大きいほど高値になり、炎症や破壊がおさまってくるとすみやかに減少します。そのため病態の活動度や変化、重症度、あるいは治療の予後をみるときには欠かせない検査です。

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