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BNP検査

心臓の診断法は主に、問診、心電図、エックス線、超音波などがありこれらを組み合わせて総合的に判断しますが、心臓が順調か、元気があるか、刻々と見極めるのはベテラン医でも難しいもの。そこで「心臓の名医」と言ってもよいほどの優れた検査、BNP測定があります。今までの心臓病の診断とは違い、血液中のBNP濃度を測るので、採血だけであまり人体に負担をかけません。

検査名 (略称名)

基準値 (単位)

説明

1

脳性ナトリウム利尿ポリペプチド (BNP)

基準値 18.4以下 (pg/ml)

BNPとは日本語では脳性ナトリウム利尿ペプチドと言います。心臓に負担がかかると、心臓は負担を減らそうと、全身をめぐる血液の量を減らそうとします。そこで「おしっこ」を出させるホルモンであるBNPを分泌し、全身をめぐる血液の量を減らし、心臓の負担を軽くしようとします。この心臓から分泌されるおしっこを出させるホルモンであるBNPの値が高ければ高いほど心臓に負担がかかっていることになります。基準値は18.4ですが、少しぐらい高くても問題ありません。ただし40を超えると要注意です。100を超えると精密検査が必要で、治療が必要ということになります。

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